読書という最高の自己投資

 

はじめに

 読書で人生が変わる。これは大げさなことではなく紛れもない事実です。読書をすることで、人生を豊かにするための知識を習得することができます。また、困難な状況に直面した時に勇気をもらったり、解決の糸口を見出すことができたりします。
 私自身、読書歴はまだ浅く、ちょうど1年くらいです。昨年、大学の図書館でたまたま手に取って読んだ本で読書の重要性を知り、自分で書店に足を運んで本を買うようになり、読書習慣が身に付きました。この1年間で何十冊もの本を買って読みましたが、いろんな形で払った金額以上のリターンがあったと確信しています。
 今回は、読書習慣がもたらしてくれた恩恵をいくつか紹介します。そして、このブログの読者の方が少しでも読書に興味を持ち、人生を豊かにしていただければ幸いです。

 

読書習慣が無かった頃の私


 私は、大学4年の夏の終わりごろまで読書の習慣がなく、さほど興味もありませんでした。そのため、人生において時間がどれだけ貴重なものであるか認識することなく、大学で勉強したりアルバイトしたりする時間以外は、ゲームをしてだらだらと過ごしたり、目的もなくネットをあさって時間をつぶしたりして過ごしていました。きっかけは就職活動がひと段落して時間に余裕ができたこと。大学の図書館でなんとなく手に取って読んだ本(「大学時代」自分のために絶対やっておきたいこと:千田琢哉著)で激しい後悔とこのままではいけないという感情が沸き上がりました。この本は、「勉強」「就職」「遊び」「恋愛」などのカテゴリーごとに、大学時代にやっておきたいことが簡潔に書かれています。この本の内容と私の大学生活を照らし合わせ、新しいことにチャレンジしてこなかったこと、若くていくらでもチャンスがあるのに、どうせできないと決めつけ、何もリスクをとらず行動していなかったことなど、様々なことを後悔しました。また、この本では、(基本的に千田さんの本では)読書がいかに素晴らしいかということが繰り返し強調されています。それは、千田さん自身が大学時代に一万冊以上を読破し、その後の人生で読書を通して身につけた知識を大いに活用して成功しているからです。
 たまたま出会ったこの本を皮切りに、私は読書にのめりこみました。そして、次の章では、まだ1年ほどしかたっていませんが、私が読書を通して得たメリットを紹介していきます。

 

 

「大学時代」自分のために絶対やっておきたいこと

「大学時代」自分のために絶対やっておきたいこと

  • 作者:千田 琢哉
  • 発売日: 2011/09/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

読書がもたらしてくれたメリット


 細かいメリットを挙げるときりがないので、今回は二つに絞って紹介します。

1.良い習慣が身についた


 習慣化することの大切さについて書かれている本はたくさんあります。それは、何事も習慣化すれば、労力を使わず楽にこなすことができるようになるからです。よく取り上げられる例として、歯を磨くことが挙げられます。歯を磨くように無意識レベルで良い習慣を行えるようになると、間違いなく人生は好転し始めます。私の場合は、食事、睡眠、運動について、以下の習慣が身に付きました。(まだまだ改善の余地はありますが、、、)


1.1食事の習慣


 自炊をする習慣は、以前からありました。しかし、作るものが変わりました。野菜をとること、オリーブオイル・青魚などの良質な油を取り入れることを意識するようになりました。また、炭水化物のとり過ぎに気を付け、加工食品を意識的に避けるようになりました。無駄にお菓子を買ったりすることもなくなりました。さらに、適度な空腹は、若々しい体を作り寿命を伸ばすことを知ってから、定期的にプチ断食したりして、食べ過ぎないようになりました。これらは、目に見えて効果が出ました。肌質、紙質が良くなり、体重はピーク時から7キロ落ちました。

 

1.2睡眠の習慣


 若い人は睡眠を疎かにしがちです。私もそうでした。布団に入るのが十二時過ぎることは頻繁にありました。そのため、翌日も起きる時間は遅く(ひどいときは昼過ぎ)、昼間の活動効率も悪かったです。完全に睡眠サイクルが狂っていました。
 多くの本、成功者は睡眠の重要性を語っています。私はそれらに感化され、実践していきました。その結果、夜十一時前までには布団に入り、毎朝六時に起きる習慣ができました。睡眠が改善されたことによって身体面、精神面において疲れを翌日に持ち越すことなく安定するようになったと実感しています。おすすめは、寝る二時間前までにお風呂に入り、少し明かりを暗くした部屋で読書をすると自然に眠くなります。

 

1.3運動の習慣


 中学、高校時代は運動部に所属していましたが、大学に入ってからは部活やサークルに入って運動することもなく、かといって定期的な運動習慣があったわけでもなかったので、気付いたらとてもだらしない体になっていました。(一見ガリガリなのにお腹は出ているみたいな感じです。)そのため自分に自信がなく、当然モテるはずもありません。体がだらしなくなればなるほど運動する意欲がそぎ落とされ、負のスパイラルに陥っていました。
 運動習慣については最近になってやっと形になってきたなという感じですが、コロナの自粛期間にAmazonダンベルを購入し、ひそかに始めました。また、「脳を鍛えるには運動しかない」というちょっと難しくて分厚い本(この本はメンタリストDaigoさんも絶賛しています)を買って読み、モチベーションを維持しながら有酸素運動を継続するようになりました。その結果、最近になってようやく目に見えて変化が現れてきており、先日離れて暮らしている母と久しぶりに会った際に、体格の変化に気づいてもらえました。何よりも、エネルギッシュになり、セルフイメージが上がりました。

 

 


2.思考が変化した


 これは自分でも驚くほど実感しているのですが、思考が前向きになりました。もともとかなり内向的で自信がなく、自分なんかとか思ってしまうことがたくさんありました。読書を通して、自信をつけるには小さな成功体験を積み上げて、前に進めている感覚を持つことが大事だということを知り、食わず嫌いをせずにとりあえずやってみて、継続することを意識しました。(このブログもとりあえずやってみるの一環です。)また、こんだけ読書をしている自分は必ずうまくいくという謎の自信も加わりました。そして、うまくいかないことがあっても、読んだ本の中に解決方法が書いてあることがあったり、失敗は成長段階の一環であると楽観的に考えたりすることで乗り越えられる確率が格段に上がりました。念のため言っておくと、内向的な性格は治っていません。今は内向的なことは人よりも深く思考できるなど、最高の強みであると思うようになり、受け入れるようになりました。
 思考が変化したことによって、日々の生活に勉強を取り入れるようになりました。具体的には家事の時間や移動時間に読書や音声学習をして、成功者の思考をインストールしています。今では、youtubeのような無料のツールにも質の高い情報があふれているので、これ結構おすすめです。ぜひ、やってみてください。

 

おわりに


 読書がいいということは皆さん何となく知ってもらえたと思います。私は読書を通して様々な恩恵を受けました。上記はほんの一部で自分でも気づけていないメリットがあると思います。デメリットを挙げるとすれば、少量のお金と時間がかかることぐらいです。本の中には、自分の身近な人(親、友人、学校の先生など)は教えてくれないけど知らなければ損する知識、大切な知恵が詰まっています。なぜなら、身近な人も知らないからです。それが一冊1500円程度で購入できるというのは、はっきり言って安すぎる、かつ最高の自己投資だと思います。お金がなければ借りて読んでもいいと思います。でもおすすめは書店に行って気に入った本を買って読むことです。実際にお金を払うとサンクコスト効果*1が働き、それだけ真剣に読んで実践しようとするからです。
 この機会に、ぜひ皆さんも読書の習慣をつけていただき、一緒に人生を豊かにしていきましょう。

 

p.s.おすすめの本があればぜひ教えてください!!

*1:すでに支払ったコストを取り戻そうとする心理効果